MC901デュアルモノラルアンプは、バイアンプスピーカー接続の究極のソリューションとして設計されました。
MC901の最も大きな特徴は、構成の異なる2台のパワーアンプ（300ワットの真空管アンプと600ワットのソリッドステートアンプ）を一つのシャーシに組み合わせたことです。
3系統の入力を装備しています。

特徴

300ワットの真空管セクションは、中域用および高域用ドライバーにパワーを供給します。600ワットのソリッドステートセクションは、大きな電力を必要とする低域ウ ーファーを駆動します。

MC901のソリッドステート・セクションとチューブ・アンプ・セクションは、バイアンプ使用において、それぞれの役割を最適に果たすように特別に設計されています。
可変ローパス/ハイパス・フィルターにより、システムの微調整を簡単に行うことができます。
これにより、お手持ちのスピーカーのクロスオーバー設定を補完し、各周波数帯で利用可能なパワーを最大化することができます。
各セクションのゲインレベルは-6dBから+3dBまで調整可能です。

真空管セクションまたはソリッドステートセクションのワイドレンジ出力オートフォーマーは、2、4、8オームいずれの負荷においても、マッキントッシュならではの10Hz〜100kHzという驚愕の広帯域特性を犠牲にすることなく、各負荷に同等の出力を供給します。

各アンプセクションは、それぞれ独自のディスクリート電源を搭載しています。

クロスオーバー調整機能を備え、各アンプセクションのパフォーマンスを好みに合わせて最適化できます。

新しいDualView™電力出力メーターを備え、独立して各アンプセクションのリアルタイム電力出力を表示します。

Power Guard®は、600ワットのソリッドステートアンプ部の入力信号をリアルタイムでモニターし、歪みやスピーカーにダメージを与えるクリッピングを引き起こす、異常な入力信号を減衰させて機器を守ります。

300W真空管アンプ部は、マッキントッシュの新技術「Power Guard Screen Grid Sensor™ (SGS)」を初めて搭載したアンプになり、新境地を開拓したといえます。
パワーガードSGS™は、KT88出力真空管のスクリーングリッド電流を監視することで、真空管の早期故障を防止します。
電流が高くなりすぎると、パワーガードSGSの回路が作動し、入力信号をリアルタイムで動的に減衰させて真空管を安全なレベルに維持します。

McIntosh特許取得済みの金メッキ出力端子は、高電流出力に余裕を持って対応、大径ワイヤやスペードラグを容易に接続できます。

広角LEDのフロントパネル照明:フロントパネルのイルミネーションは、照明を均一にするため、カスタムデザインの広角LEDを使用しています。
(従来製品は、ファイバー光拡散器とLEDを使用していました。
当時は、照射角の広いLEDがなかったため、狭角のLED光を細い光ファイバーケーブル(数十本)で分散させ光源とし、拡散フィルムに照射して均一な面照明としていました。）